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グリーン・ゾーン のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 グリーン・ゾーン
製作国米,仏,英,スペイン
上映時間114分
劇場公開日 2010-05-14
ジャンルドラマ,サスペンス,戦争もの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 大量破壊兵器があると言いがかりを付けて始めた戦争なのに、調べたらありませんでしたという恥ずかしい過去を今さら映画にする意味があるのか? 観始めてすぐにそう思ったが、途中から段々と分かってきた。よその国に押し入って、国防総省とCIAがいがみ合う。そこで暮らす人たちのことは蔑ろで、視界に入っていない。自国の謀略を暴こうとするマット・ディモンの行為でさえ、現地の人から見ると米国人同士の諍いにしか見えないはず。あの通訳をやっていたイラク人の言葉がすべてです。自分たちのことは自分たちで決めたい。誰かが口にした「民主主義」が何の価値も持たない空虚な言葉に聞こえるのは、それが米国のイラク政策そのものだからだ。それを感じられただけでも観賞意義がありました。激しく動く映像には辟易しましたが、それに怒って0点を付けた「ハート・ロッカー」よりはマシでした。でもやっぱり、臨場感を演出する前にもっと見せるべきものがあるだろうと言いたい。頑張っているマット・デイモンにさほど感情移入が出来なかったのは、この撮り方に依るところも大きいと思う。そもそもの話をするなら、米国の勘違いヒロイズムをこき下ろす映画にアクションなんぞを持ち込むから、画面と一緒に視点までブレまくった印象だ。
アンドレ・タカシさん [映画館(字幕)] 5点(2010-05-31 23:47:02)
その他情報
作品のレビュー数 67件
作品の平均点 5.52点
作品の点数分布
011.49%
100.00%
200.00%
334.48%
41014.93%
51826.87%
61623.88%
71725.37%
822.99%
900.00%
1000.00%
作品の標準偏差 1.40
このレビューの偏差値 47.32
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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