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パレード(2010) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 パレード(2010)
製作国
上映時間118分
劇場公開日 2010-02-20
ジャンルドラマ,サスペンス,ミステリー,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 ぼーっと観ていると流れて行ってしまうような薄味のストーリーなんだけど、不思議と引き込まれました。居候を含めてマンションの一室に同居している5人の男女は表面的には見えにくい傷や弱みを持っている。一方でその傷の中味を見せ、一方でお互いに侵食しない関係性を見せる。都市生活の基本である表層の付き合いと匿名性が、同居している者同士の中でも成立している。テーマはその距離感で、何気なく重たいことを言ってます。どこが良かったか明確に言えないんだけど放っておけず、珍しく2回見直した作品でした。タイトルの「パレード」だけど、行進する面子と観客の間にはその場を共有していること以外に必然がありません。場は賑やかでも、他人の関係性の中で距離を取って眺めているのがパレードです。都市生活者はたとえ同居人であっても、パレードの主体であり、客体である。原作は読んでいないので自信ありませんが、そんな意味なのかなと思いました。
アンドレ・タカシさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2011-06-23 21:38:43)(良:2票)
その他情報
作品のレビュー数 30件
作品の平均点 6.00点
作品の点数分布
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100.00%
200.00%
326.67%
426.67%
5516.67%
61033.33%
7723.33%
8413.33%
900.00%
1000.00%
作品の標準偏差 1.34
このレビューの偏差値 61.11
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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