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ボックス!(2010) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ボックス!(2010)
製作国
上映時間126分
劇場公開日 2010-05-22
ジャンルドラマ,スポーツもの,青春もの,小説の映画化
レビュー情報
勝つかな、と思ったら負け、今度は勝つかな、と思ったらまた負けて。でも、負けてからの方にドラマがあって面白かった。中年の感想になってしまうけど、市原隼人が先輩を手酷くKOした稲村(超高校級のターミネーターみたいな奴)に突っ掛かるシーンを見て、唐突にカーロスの件でホセ・メンドーサに食って掛かる矢吹丈を思い出しました。最後まで観て尚更「あしたのジョー」を平成の青春ものに焼き直したような印象を覚えました。破天荒な天才型で、ナイーブな面を秘めて、女性とのコミュニケーションが可愛いほどいびつで、負けて彷徨ってから帰ってくるあたりがソックリ。破滅型ではないところが昭和のボクシングものとの違いだろう。登場シーンからしてかなりマンガ的だけど、そんなマンガ的キャラを実写で再現しながら見応えがあったのは、市原と高良健吾の練習の賜物じゃないかと思います。実はどのエピソードも観たことのあるようなものだし、都合よく進む部分も多いのだけど、その二人の魅力と実際に流しているであろう汗で引っ張ってくれました。試合のシーンでは市原と一緒にアタマを左右に揺すって相手のパンチをかわしながら観てました(笑)。市原は評価している若手だけど、彼の良さがとても活かされる役どころだったと思います。最近、何も考えずに打ち込めることが少なくなってきた自身の環境を省みて、久しぶりにちょっと刺激をもらった映画でした。
アンドレ・タカシさん [映画館(邦画)] 8点(2010-07-05 02:28:21)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 23件
作品の平均点 5.74点
作品の点数分布
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100.00%
228.70%
314.35%
4313.04%
5730.43%
614.35%
7313.04%
8417.39%
914.35%
1014.35%
作品の標準偏差 2.11
このレビューの偏差値 55.08
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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