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必死剣 鳥刺し のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 必死剣 鳥刺し
製作国
上映時間114分
劇場公開日 2010-07-10
ジャンルドラマ,時代劇,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 殿様の側室を殺して、たいした罰を受けない。裏に何かあるはずだけど、そんなことより、なぜ側室を殺したのかに興味が湧く。それを台詞では語らずに、側室の無軌道な我儘をぶりを見せて、殺されても仕方ない理由を説明する。それは分かったが、普通は殺さない。だから今度は主人公の人柄に興味が行くのだけど、やはり主人公は何も語らないので、「天誅」に及んだ心理は想像するしかない。
この「語らない」を良しとするかどうかが、評価の分かれ目かなと思います。作品の文体で「武士は多くを語らず」を体現している。それも分かるんだけど、私は「天誅」を決断した瞬間の主人公の心の動きに興味がありました。「死の覚悟」と同義ですから。残念ながら、そこはスルーして、ラストの斬り合いになだれ込んで終わってしまいます。斬り合いが凄まじかっただけに、その前後でストーリーが分断されている印象で、少し消化不良感が残りました。
あの「必死剣」ですが、死んだフリが上手いってことなんですか? それとも、死後の筋肉の反射行動を操ってるってこと? どうせなら家老では無く、殿様を鳥刺しにしてやれば良かったですね。
もうひとつ。「背中を流す」ってイイなぁ。
アンドレ・タカシさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2012-10-27 22:44:26)(良:3票)
その他情報
作品のレビュー数 38件
作品の平均点 6.42点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.18
このレビューの偏差値 39.86
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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