Menu
 > 作品
 > ヒ行
 > ヒミズ
 > アンドレ・タカシさんのレビュー
ヒミズ のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ヒミズ
製作国
上映時間129分
劇場公開日 2012-01-14
ジャンルドラマ,漫画の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 斜めに構えているように見えて、実はとても繊細な主人公の内面が徐々に分かってくる。彼はスレている訳ではなく、中学生らしい「普通」を奪われていたのでした。世界に一つだけの花と教師が言う。なにをアホなことを言ってるんだと思う。でも、ラストで彼女が同じ言葉を発した時には違った響きを持っていた。彼を、彼女を、その言葉通りに応援したい衝動が走った。小さくとも確かな希望があれば、深い絶望も乗り越えられる。愚直ともいえるストレートなメッセージでした。
原作が描かれたのは震災前。舞台は監督のアレンジでしょう。中学生の家庭環境における絶望と、被災者の絶望を重ね合わせるていることには抵抗がありました。私はあざといと思いました。それと、やっぱりちょっと不自然に殴り過ぎ。そこはマイナスポイントです。
ちなみに、本作中に最も殺されるべき奴がいるとしたら、あの親父じゃないかと思います。主人公の殺人を善行とは言わないが、殺人を重ねる必要は無かったでしょう。罪を償う制度があることに意義を覚えました。
主演のお二人、お疲れさまでした。
アンドレ・タカシさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2013-02-16 03:58:45)
その他情報
作品のレビュー数 52件
作品の平均点 6.17点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
211.92%
323.85%
4713.46%
559.62%
61325.00%
71528.85%
859.62%
935.77%
1011.92%
作品の標準偏差 1.66
このレビューの偏差値 45.75
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
ヒミズのレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS