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さびしんぼう のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 さびしんぼう
製作国
上映時間112分
劇場公開日 1985-04-13
ジャンルドラマ,ラブストーリー,コメディ,ファンタジー,青春もの,学園もの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 昔はさほど気にならなかったコメディ的な描写がことごとく寒く映りました。そこに関しては隔世の感しきり、です。
でも、本作を高く評価するのはユニークなテーマ性に対してです。怖いものが無いように見える「おばちゃん」。彼女たちも、かつては可憐な「少女」だった。そんな当たり前の事実が胸を打ちます。本作は、おばちゃんたちの少女時代に捧げるレクイエムだと思いました。
おばちゃんたちと少女の差は「さびしんぼう」の有無です。本作では片想い状態を「さびしんぼう」と呼んでいるようでした。その中身は、自分に自信が無くナーバスでセンシティブな状態。おばちゃんから欠落しているものです(笑)。世間と子育てに揉まれて失ったのか、単に長く生きたからなのか。少女とおばちゃんの落差は、少年と中年オヤジの比では無い(と、個人的には思う)。典型的なおばちゃんの母親も、昔はそんな「さびしんぼう」だったことが主人公の現在と並行して描かれます。そして、おばちゃんの「さびしんぼう」も実は完全に消滅した訳ではなく、彼女たちの奥深くで燻り続けていることが分かります。青春の残滓を大切に守り続けるように。
本作はこの監督ならではの高度な感傷的作品だと思うけど、同時に男性視線の偏重も感じます。モチロン、このレビューも男目線です。
アンドレ・タカシさん [映画館(邦画)] 7点(2013-06-28 02:19:26)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 68件
作品の平均点 7.19点
作品の点数分布
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100.00%
211.47%
3811.76%
445.88%
557.35%
668.82%
768.82%
81420.59%
9811.76%
101623.53%
作品の標準偏差 2.43
このレビューの偏差値 49.68
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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