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横道世之介 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 横道世之介
製作国
上映時間160分
劇場公開日 2013-02-23
ジャンルドラマ,青春もの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 公開から3ヶ月を経て地元での上映が始まり観る機会を得ました。不思議な映画でした。際立った事件が起こらないのに2時間40分を退屈しない。これは凄いことだなと思いました。青春映画としてのディティール描写に共感する部分が多いからだと思います。私は劇中と年代が近いこともあって、懐かしさも加味してもらいました。
世之助は目立つことをやる訳じゃないからフツーの人に見えます。彼が実在したら、自分が映画になるなんて夢にも思わないでしょう。でも、実はやっぱり相当に変わっています。ゲイが集まる夜の公園で友人から性癖をカミングアウトされても全く動じない。この一件が最も象徴的でした。「空気が読めない」と云うよりは、許容範囲が広いのだと思います。別に悪事や犯罪を赦す訳ではなく、他者の個性を受け入れる度量の話です。だから周囲は接しやすい。ハードルなんてありません。でも、恋愛対象としては物足りない奴です。危険な匂いが無さ過ぎる。やはりちょっと変人の祥子ちゃんが、その個性に魅かれていたと思えることが分かり易く微笑ましかったです。ちなみに、この組み合わせって「蛇にピアス」と同じなんだよね。
「知り合いだったことが得した気分になる奴」。彼を回想する友人の台詞ですが、この映画が観られたこともかなり得した気分です。
アンドレ・タカシさん [映画館(邦画)] 8点(2013-05-31 02:30:51)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 66件
作品の平均点 7.47点
作品の点数分布
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6812.12%
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81827.27%
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1023.03%
作品の標準偏差 1.32
このレビューの偏差値 53.06
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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