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ブラジルから来た少年 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ブラジルから来た少年
製作国英,米
上映時間124分
劇場公開日 1978-10-06
ジャンルドラマ,サスペンス,SF,ミステリー,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 ストーリーの構成要素が豊富です。再興を目論む元ナチス、世間から忘却された反ナチス活動家、同じ顔を持つ少年たち、父親を殺す謎、人体実験、当時としては新しかったクローニング、etc。それがら上手にサスペンスとして纏まっています。現代のサスペンスに比して映像的には地味だけど、それが却って上質を醸していました。
3~5%。ヒトラーのクローンにヒトラーと同じ生い立ちを与えた場合に、ヒトラーと同じ人格が形成されるパーセンテージです。2~30人に一人がヒトラーになるってことですね。なんとも大味な計画でした。徹底的にナチスを憎んでいるリーベルマンが少年を生かそうと思ったのは、そんな不明瞭な成功率を元に人を殺すことへ疑念です。さらに、たとえ少年にヒトラーの人格が宿ったとしても少年から未来を奪う正当性への懐疑だった思います。突飛とも云える設定の基底に人間性を感じさせる秀作です。
アンドレ・タカシさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-09-16 03:36:52)(良:2票)
その他情報
作品のレビュー数 48件
作品の平均点 7.25点
作品の点数分布
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6612.50%
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81939.58%
9510.42%
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作品の標準偏差 1.25
このレビューの偏差値 48.40
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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