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7月4日に生まれて のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 7月4日に生まれて
製作国
上映時間145分
劇場公開日 1990-02-17
ジャンルドラマ,戦争もの,伝記もの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 感情を露わにして何かを訴え続けているような体裁だけど、喧しいだけで私の中は素通りして行きました。自ら志願した海兵隊で、死ぬ覚悟もあると言っておきながら、延々と負傷したことに対する愚痴を聞かされる。そもそも、志願した動機は本人の「勝つ」ことへの憧れや母親の期待だったと思う。それが、いつの間にか国家の為にすり替っていた。パーソナルな動機の結果が下半身不随だと余りにアンバランスだから、自分に言い聞かせるように国家への忠誠を叫んだように感じた。その気持ちは分からなくもないが、信念が無いので周囲の状況に流されてコロコロ変わる。政府に騙されたという論法を経て、最後は反戦活動家に衣替えした。意地悪な言い方をすれば、事実を受け入れることに時間が掛かり、納得するために「変節」しただけじゃないだろうか。まぁ、それこそが人間って気もするが、映画としては過去の忌まわしい記憶を払拭するために、国ぐるみで反戦という自己満足に逃げたがっているように見えて仕方がない。私は日本人なので、あちらの国の自己満足に共感するほどお人好しじゃない。
アンドレ・タカシさん [CS・衛星(字幕)] 3点(2010-03-05 01:37:32)
その他情報
作品のレビュー数 103件
作品の平均点 5.75点
作品の点数分布
010.97%
121.94%
221.94%
387.77%
41312.62%
52019.42%
61918.45%
71716.50%
81413.59%
954.85%
1021.94%
作品の標準偏差 1.98
このレビューの偏差値 43.02
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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