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評決 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 評決
製作国
上映時間129分
劇場公開日 1983-03-19
ジャンルドラマ,サスペンス,法廷もの,ミステリー,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 法廷劇としての爽快さはありません。主人公はダメな弁護士と言っても良いくらいで、実質的には負けています。評決が勝訴になったのは、証拠として採用されなかった証人の言葉を陪審員たちが受け入れたからでしょう。ラッキーな結果ですが、最終弁論で陪審の「良心」に訴えた主人公の「気持ち」が功を奏したとも言える。本作を見る限り「正義」の行使は単純では無く、社会派と言われる監督の作品らしい見応えを残します。
見どころは主人公の演技です。アル中弁護士が楽勝と思われた裁判で地獄を見るような目に遭います。思い通りに事が運ばないもどかしさや、ギリギリのところで踏みとどまる執念が鑑賞側の緊張感を保ちます。焦り、気負い、苛立ち、後悔、と云った喜怒哀楽からは外れた微妙な感情が渋い演技の中に封じ込められて表現される。彼は「ハスラー2」で初めてオスカーを手にする訳ですが、個人的には本作がベストパフォーマンスです。
アンドレ・タカシさん [映画館(字幕)] 8点(2014-02-27 01:14:20)(良:2票)
その他情報
作品のレビュー数 79件
作品の平均点 7.24点
作品の点数分布
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61316.46%
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82329.11%
9911.39%
1033.80%
作品の標準偏差 1.32
このレビューの偏差値 54.33
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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