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《ネタバレ》 日本警察の実態にフォーカスした映画は記憶にない。少なくともあの時点では、警察の危機管理能力が十分で無かった事が如実に分かるお話でした。最初にフィクションだとテロップを入れる理由は、一部の長野県警職員の描写に対する配慮なのでしょう。でも、ほぼ実話と思ってい良い内容だと思います。ストーリーの内容は褒められたものでは無いけど、映画としては見応えがありました。志の高い作品です。
あさま山荘事件というより、警察の対応を描いています。そのもたつき具合が情けない。強力な火器を所持した立て籠もり事件に対する経験不足。それはある程度は仕方がない。何事にも最初はありますから。でも、警察内部の縄張り意識によるもたつきは、情けないというレベルでは無い。みっともないです。言葉を足しておくと、長野県警の縄張り意識は、中央に対するコンプレックスの裏返しです。本作を観る限りは、事件解決を妨害しているようにしか見えません。その暴露的な姿勢に意義があると思いました。 近年の刑事ドラマはサブストーリーとして警察内部の軋轢を描いたものが多い。フィクションをリアルに見せるための演出ですが、未だに縄張り意識はあるのだと思います。それは組織の問題なのか、関係者個人の問題なのか。いずれにせよ、一般庶民にはとても迷惑な軋轢です。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2013-03-13 00:25:21)(良:1票)
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