《ネタバレ》　久しぶりに観て、当時13歳のナタリー・ポートマンが今よりずっと魅力的に見えて驚いた。成長途上の体とマセた精神。微妙な狭間の年齢の彼女が、とにかく絵になっていて最後まで飽きさせない。彼女の映画だと思いました。一方のジャン・レノ。人を殺すこと以外は品行方正なレオンの設定が、彼の個性的な風貌に絶妙な味わいを与えていたと思う。まだメジャーの少し手前にいた彼のポジションも、得体の知れない殺し屋像作りに格好でした。それに見劣りしないゲイリー・オールドマンのキレ方は、未だにこの種のキャラで並ぶものが思いつかないくらいに突き抜けていた。一歩間違えばコメディに転落しかねない３人の絡み合いが、役者たちの個性のおかげで見事なハーモニーを奏でた映画だった。その後のリュック・ベッソン凋落ぶりを見ると、奇跡的なキャスティングとタイミングだったのかも知れない。

【アンドレ・タカシ】さん [ビデオ(字幕)] 7点（2010-03-30 23:44:57）

作品のレビュー数

439件

作品の平均点

7.57点

作品の点数分布

0	3	0.68％
1	2	0.46％
2	8	1.82％
3	9	2.05％
4	14	3.19％
5	31	7.06％
6	43	9.79％
7	64	14.58％
8	106	24.15％
9	76	17.31％
10	83	18.91％

作品の標準偏差

2.06

このレビューの偏差値

48.66
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値