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《ネタバレ》 大昔に劇場で観て以来の再見でしたが、マジメに評するならとてもバランスが悪い映画だと思います。小粒の隕石落下による災害描写と米ソの核ロケットが同じ目的を持って飛ぶあたりが見せどころなのでしょうが、クライマックスは主人公たちの地下からの脱出劇になっていて、視点が分散します。考証の弱さと特撮のショボさも否めない。特撮は当時としても大したことは無かったです。加えて、人間ドラマの部分もバカにされているようなレベルです。世界各地の災害映像を見ながらソ連の通訳を口説くショーン・コネリーは、ジェームズ・ボンドの癖が抜けていません。最後は一件落着的な見せ方だけど、マンハッタンを直撃した隕石被害は地下鉄構内から脱出できたから喜べるレベルじゃないはずなんだけどね。それらしい題材をそれらしく寄せ集めた似非SF映画でした。そうそう、地球へ向かう大隕石が「スー、ハァー」と呼吸をしています。このベイダーのモノマネは必笑です。
【アンドレ・タカシ】さん [映画館(字幕)] 2点(2013-04-01 01:34:33)
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