Menu
 > 作品
 > コ行
 > ゴジラ対ヘドラ
 > アンドレ・タカシさんのレビュー
ゴジラ対ヘドラ のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ゴジラ対ヘドラ
製作国
上映時間82分
ジャンルSF,シリーズもの,特撮もの,モンスター映画
レビュー情報
《ネタバレ》 今回、CSの一挙放送企画で見直して、この一作だけが異彩を放っていることに感心した。まずヘドラ。左右非対称なデザインが秀逸。洋上に頭部と縦に割れた真紅の目だけを出して進むシーンや、工場の煙突から排煙を吸うシーンの不気味さと力強さ。ストーリーもヘドラの生態変化をサスペンスタッチで追いかけるため、話がダレない。敵怪獣をこんなにしっかり描いた作品は過去になかったと思う。また、映像表現がシュール。心象画像を織り込んだり、象徴的なアングルから狙ったり、マンガチックなアニメを使ったりと、かつてのゴジラ映画には観られなかった試みがなされている。そうそう、忘れちゃいけないあの主題歌。周期表から適当に抜き出した元素名を並べた歌詞も意味不明で印象に残ります。さらに、公害がテーマだけあってしっかり人が死んで行く。ゴジラ映画で死亡者数を明言したのは今作だけだろう。ついでに言えば、前作まで横行していた他の映画からの使いまわしが無かった。コンビナートの炎上シーンだけに関してはゴジラ映画史上、最も迫力があったと思える。ゴジラは完全に人間の見方になってしまっているけれど見所がたくさんあって、やれば出来るじゃん、って印象でした。
アンドレ・タカシさん [映画館(邦画)] 7点(2008-11-19 01:07:24)(良:2票)
その他情報
作品のレビュー数 31件
作品の平均点 5.45点
作品の点数分布
013.23%
113.23%
200.00%
339.68%
439.68%
5722.58%
6722.58%
7516.13%
826.45%
913.23%
1013.23%
作品の標準偏差 2.09
このレビューの偏差値 53.54
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
ゴジラ対ヘドラのレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS