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宮本武蔵 巌流島の決斗 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 宮本武蔵 巌流島の決斗
製作国
上映時間121分
劇場公開日 1965-09-04
ジャンルアクション,ドラマ,時代劇,シリーズもの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 原作通りだけど、巌流島までのお膳立てが長く感じました。武蔵が農作業に従事する必然が感じられないからだと思います。又八やお杉婆さんらの物語を強引に、しかもコンビニエンスにまとめたこともマイナスポイントです。
「武蔵」の物語のクライマックスは巌流島と決められているので、これを見ないと終われない訳ですが、私には殊更に見どころがある作品ではありませんでした。前作で丸裸にされたように見えた武蔵の心情が、本作では表層をなぞる程度にしか感じられなかったからです。
巌流島から離れる船上で、武蔵は自身を回想します。「人間として己を高めるため」と考えた剣の道だったけど、果たして武蔵は「剣禅一如」の境地へたどり着いたのか? 傍らから見ている私には「否」と映ります。その場を凌ぐために自分を納得させる言葉を色々と用意しているけど、彼の「兵法」が潔いものと思えないのです。現代の剣道は竹刀を合わせてから試合が始まりますが、武蔵の闘いはその前にどれだけ自分を有利に出来るかに執心しているようで、見ていて心地良くありません。監督も同じように思っていたのではなかろうか…。
個人的には作品ごとの評価がばらけましたが、見応えのある5部作だったと思っています。ホント。
アンドレ・タカシさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2014-02-17 23:57:49)
その他情報
作品のレビュー数 12件
作品の平均点 7.17点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 0.99
このレビューの偏差値 38.00
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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