Menu
 > 作品
 > タ行
 > タクシードライバー(1976)
 > アンドレ・タカシさんのレビュー
タクシードライバー(1976) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 タクシードライバー(1976)
製作国
上映時間114分
劇場公開日 1976-09-18
ジャンルドラマ,サスペンス,戦争もの,犯罪もの,実話もの
レビュー情報
《ネタバレ》 すでに30年ほど昔のことだけど、初めて観たときはかなり衝撃的でした。明確な動機が存在しない犯罪心理を映像で解き明かした傑作という意見です。鬱屈した想いが行き場を失って行動に繋がる。大統領候補の暗殺もポン引き殺しも、主人公の中では同列に扱われて矛盾しない。彼は銃を使って「何かをしたかった」だけだ。その流れに不穏な空気は感じても、不自然な違和感を覚えない。社会通念的には狂気であるが、トラヴィスの行動は分かる気がする。それは、実際に一線を越えるかどうかは別にしても、自分の中にもトラヴィスがいるということだ。世間では時々、何を考えてそんなことを、という犯罪が起こる。あれもトラヴィスじゃなかろうか。それらしく報道される動機は真相の一面しか捉えていないと思える。トラヴィスが英雄扱いされているエンディングには、アメリカって怖い国だなと思いましたが、もはやよその国の話じゃないですね。
アンドレ・タカシさん [地上波(吹替)] 9点(2011-04-23 21:55:13)(良:3票)
その他情報
作品のレビュー数 441件
作品の平均点 7.41点
作品の点数分布
010.23%
110.23%
251.13%
3153.40%
4224.99%
5368.16%
65211.79%
77116.10%
89120.63%
96314.29%
108419.05%
作品の標準偏差 2.06
このレビューの偏差値 53.75
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
タクシードライバー(1976)のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS