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ブリット のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ブリット
製作国
上映時間114分
劇場公開日 1968-12-21
ジャンルアクション,ドラマ,サスペンス,犯罪もの,刑事もの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 1960年代の刑事ものは「夜の大走査線」くらいしか思い浮かばず、アクション要素が加わると本作だけになります。たぶん他にもあるのだろうが、数は多くないはず。だからなのか、本作には後の多くの刑事ものに見られるお約束事が少ない印象で、40年以上を経た現在では却って新鮮でした。体制から逸脱することをカタルシスにするようなエンタテイメントは無く、拳銃を撃つのはラストシーンだけ。同僚の怪我の手術シーンが長かったり、自分が撃ち殺した男にすかさず上着を掛けて血を隠したりと、細かい描写に拘りがあります。極めつけは「暴力と死に囲まれた仕事」と彼女から責められるシーン。刑事ものはそれが無いと成立しないのだけど、確かに荒んだ仕事だと感じてしまうのは、マックイーンの無造作な所作に日常性が担保されているからだろう。その無造作が絵になるところがこの俳優の味わいだと思います。渋くて身近な刑事映画でした。例のカーアクションは年代を考えると素直に凄いと思います。「マッドマックス」の1作目などは、きっと本作を参考にしたんだと思いました。ジャクリーン・ビセットのオーソドックスな美形には説得力がありましたが、もう少し出番が欲しかったです。
アンドレ・タカシさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-11-22 01:31:58)
その他情報
作品のレビュー数 80件
作品の平均点 6.76点
作品の点数分布
000.00%
111.25%
211.25%
322.50%
467.50%
51012.50%
61822.50%
71012.50%
81417.50%
91215.00%
1067.50%
作品の標準偏差 1.99
このレビューの偏差値 48.07
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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