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雨鱒の川 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 雨鱒の川
製作国
上映時間113分
劇場公開日 2004-11-13
ジャンルドラマ,青春もの,ロマンス
レビュー情報
《ネタバレ》 これはメルヘンですね。だって彼女にとっての王子様が迎えに来るんだから。番い(つがい)の鱒に似せて、いかだ(!)で駆け落ちを図ることもおとぎ話なら赦される。でも、その世界に住んでいるのは主演の二人だけであって、他の方々はちゃんと現実の中で生活している。その落差が本来のテーマだと思うのだけど、描写のバランスの悪さが決定的な突っ込みどころになっています。自動車が軽々といかだに追いつくあたりが象徴的。おばあちゃんも、その息子も、川で釣りをしてるジジイも、本当に好きな人とは結ばれていないことが伏線です。でも息子は酒蔵が大事なのでちょっと強引な手段を取る。そんな「現実側」の葛藤をもう少し丁寧に描かないと、「メルヘン」の意義が薄れて浮き上がります。「現実側」の松岡俊介が二人を認めたのは「メルヘン」を大切にしたからだけど、それも唐突に映りました。ちなみにその松岡俊介はヘアスタイルをもう少しどうにかしていたら結婚できたかもしれないね。実は他人事ながら彼のその後の人生が最も心配になる映画でした。ティーンだった綾瀬はるかが今とほとんど変わらないことにびっくり。星由里子のおばあちゃん役にいちばん興味があったんだけど、大切な役回りを彼女らしく上品に演じていました。
アンドレ・タカシさん [CS・衛星(邦画)] 3点(2011-01-09 18:16:10)
その他情報
作品のレビュー数 20件
作品の平均点 3.65点
作品の点数分布
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115.00%
2315.00%
3840.00%
415.00%
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615.00%
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800.00%
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作品の標準偏差 1.49
このレビューの偏差値 47.08
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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