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博士の愛した数式 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 博士の愛した数式
製作国
上映時間117分
劇場公開日 2006-01-21
ジャンルドラマ,ロマンス,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 赴任した教師のルート(吉岡秀隆)が生徒への自己紹介の中で、数学博士(寺尾聰)と過ごした日々を話すという物語。この安易で適当な設定は、いったい何なのだろうか。話の中に出てくる数学知識を説明するという趣向は、哲学を扱った小説「ソフィーの世界」のようでおもしろい。しかし吉岡秀隆の教師役、生徒たち、あらかじめ用意された教材の何もかもが嘘くさい。
博士(寺尾聰)に関する未亡人(浅丘ルリ子)の告白も、ドラマ性を高めようとしたのだろうが、薄っぺらい。原作を無視して、無理に掘り下げることはなかった。観客を過小評価し、いらない説明までしてしまっている。
本作を救ったのは、寺尾聰と深津絵里の演技。きれい事尽くしの本作だが、独自の雰囲気で説得力を持たせてしまった。
脚本は観客を混乱させる不要な台詞が多く、原作を誤解したまま完成させてしまったのではないかとさへ思う。たいへん残念な作品だ。
DONGさん [映画館(邦画)] 4点(2008-08-08 06:05:57)
その他情報
作品のレビュー数 81件
作品の平均点 5.77点
作品の点数分布
000.00%
111.23%
233.70%
367.41%
4911.11%
51518.52%
61720.99%
71619.75%
81012.35%
933.70%
1011.23%
作品の標準偏差 1.83
このレビューの偏差値 44.75
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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