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無法松の一生(1943) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 無法松の一生(1943)
製作国
上映時間80分
劇場公開日 1943-10-28
ジャンルドラマ,モノクロ映画,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 どうしても三船敏郎版と比べてしまいますが、私はやっぱり阪東妻三郎版が好きです。

三船敏郎は、誰もが愛する映画ならではキャラクター(松五郎)を完璧に演じていましたが、一方で「現実にはこんな人間はいないだろう」と思わせる面がありました。

阪妻の無法松は「昔はこんな人もいたのかもしれない」と思わされる、「人間」が画面の中に存在していました。ぼんぼんが連れてきた学校の先生を、祇園祭りに案内する松五郎の嬉しそうな表情が忘れられません。

それはそうと、松五郎が吉岡夫人に自身の葛藤(恋情)を叫ぶように伝える雪のシーンが国の検閲でカットされてしまったのが余りにも残念です。あのシーンがあると無いとでは、人間を描いた作品としての深みが全然違うと思います。

なんて勿体無いことをしてくれたんだろうと恨めしく思います。
wayfarerさん [DVD(邦画)] 9点(2019-11-25 21:48:50)
その他情報
作品のレビュー数 25件
作品の平均点 7.88点
作品の点数分布
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6416.00%
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9520.00%
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作品の標準偏差 1.82
このレビューの偏差値 53.39
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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