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《ネタバレ》 ラストで主人公が自殺をするという知識だけを持っていて初鑑賞。
チャンプになったのに何故自殺を?と思いながら見ていたのですが、まさか試合中の不慮の事故であんなことになるストーリーとは思わずに呆気に取られました。 ひたむきな姿勢でボクシングに向き合って各日に成長していくところからの転落。それも間接的ではありますがフランキーの差し出したイスが結果的に脊髄損傷するとは。 家族がクズなのは言うまでもないのですが、今回はいつもの映画鑑賞と違いそこまで何も感じなかったのが不思議でした。おそらく何もしないし何も期待していないのがはっきり分かっていたのかもしれません。 グラントリノやダンサー~でも味わったのですが、このやり切れない感じは不快であり心地いいなと覆います。 何故スクラップが語り手なのか、何故ラストの一言で娘へ向けての一人語りなのか(娘宛の手紙で、且つ娘が読んでいるなら良いのですが)、等々しっくりこない部分はあります。 フランキーの後追い自殺までがセットなのだろうと思っていたらレモンパイ食べてて驚きましたが、あれが最後の晩餐の可能性も捨てきれないわけで誰も救われない映画だと言う感想を抱きました。 【悲喜こもごも】さん [DVD(字幕)] 7点(2015-08-14 07:40:51)
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