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ジュリエットからの手紙 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ジュリエットからの手紙
製作国
上映時間105分
劇場公開日 2011-05-14
ジャンルドラマ,ラブストーリー,ロマンス,ロードムービー
レビュー情報
《ネタバレ》 画面はとにかく美しい。確かに美しい……が、それだけな気がしました。その他は余りにも陳腐で平凡なストーリーが続くとしか言いようがありません。なぜそう思ってしまったのか?それは普通の恋愛映画には必ずあるモノが欠けているからでしょう。それは"障害"です。この映画のソフィーとチャーリーには、物語上で必要な絶対的な障害がまるで感じられないのです。唯一の障害らしい存在がフィアンセのヴィクターですが、彼との関係もチャーリーに合う以前から影がありましたし、障害とは言えないでしょう。つまり「ローマの休日」での身分の差、「プリティ・ウーマン」での住む環境の差、「カサブランカ」での社会的立場の差、それに相当するものがスッポリと抜けているんです。そんなラブストーリーが面白い訳が無い。最後にロミオとジュリエットのバルコニーでの逢引を真似していますが、ロミオとジュリエットは家柄が違うという障害があるからこそ、あのシーンは盛り上がるのであって、彼らがどこで逢引しても盛り上がるんです。バルコニーという舞台だけ真似たって何の意味もありません。唯一映画らしいなと思えた点はヴァネッサ・レッドグレーヴが本当のロレンツォに合えた瞬間にまるで少女の顔になっていた演技でしょうか。でもあの女優さん、最初に出てきた時から結構明るい感じのおばあちゃんでしたから、やっぱり微妙かな。ずっとしかめ面してた老婆が、最後に少女の顔になるってんなら感動しそうですが。
民朗さん [映画館(字幕)] 1点(2011-05-26 22:27:39)
その他情報
作品のレビュー数 34件
作品の平均点 7.06点
作品の点数分布
000.00%
112.94%
200.00%
300.00%
438.82%
5411.76%
612.94%
7823.53%
8823.53%
9926.47%
1000.00%
作品の標準偏差 1.91
このレビューの偏差値 33.37
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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