Menu
 > 作品
 > ト行
 > ドラゴン・タトゥーの女
 > 民朗さんのレビュー
ドラゴン・タトゥーの女 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ドラゴン・タトゥーの女
製作国米,スウェーデン,英,独
上映時間158分
劇場公開日 2012-02-10
ジャンルドラマ,サスペンス,シリーズもの,犯罪もの,ミステリー,リメイク,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 面白かった!最近のデヴィッド・フィンチャーは「ベンジャミン・バトン」や「ソーシャル・ネットワーク」など映像の質は相変わらず高いのですが、過去作のようなガツンとくるホラー演出が無くて個人的に残念だったのですが、今作は映像だけで怖がらせるシーンが多くて大変満足しました。私は音だけで怖がらせるホラー演出が大嫌いなのですが、デヴィッド・フィンチャーの演出は特に音で発作的に怖がらせないのに、すごく怖いんです。「ドラゴン・タトゥーの女」ではエンヤの軽やかな音楽をバックに主人公が解体されそうになるシーンが白眉かなぁと。「パルプ・フィクション」でラジオの音楽に合わせて拷問するマイケル・マドセンを思わせる恐ろしさでした。ミステリとしては古典的な一族モノ、フーダニッド・ハウダニッドモノなのですが、特に意外なトリックも無く少し残念でした。こういう一族内での殺人で双子とか年齢の近い子どもがいる場合、入れ替わりトリックは真っ先に浮かぶ定番トリックですからね。最後に例のモザイクですが、私もこれには非常にガッカリしました。リズベットは後見人から性的暴行を受けていて、その末にミカエルと出会い結ばれるのですから、このセックスシーンは主人公の内面描写としてとても大事なシーンでしょう(やや観客へのサービスの気もしますが)。それに修正を掛けるってどういう神経なんでしょうね。作品世界をぶち壊していることに気付かないのか。何より体を張っているルーニー・マーラに失礼だ。邦画で女優があまり脱がないのは日本映画界の事情があるから仕方ないとは言え、海外の映画にむやみに修正を加えるのだけはホントに勘弁してほしい。そんなんならR18でもいいから無修正で公開してほしいと強く感じます。
民朗さん [映画館(字幕)] 7点(2012-02-19 10:32:49)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 119件
作品の平均点 6.82点
作品の点数分布
000.00%
110.84%
200.00%
310.84%
454.20%
597.56%
62722.69%
73831.93%
82924.37%
975.88%
1021.68%
作品の標準偏差 1.39
このレビューの偏差値 50.91
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
ドラゴン・タトゥーの女のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS