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おとなのけんか のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 おとなのけんか
製作国仏,独,ポーランド
上映時間79分
劇場公開日 2012-02-18
ジャンルドラマ,コメディ,戯曲(舞台劇)の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 おとな4人による会話劇だけで構成されている、本当に舞台をそのままに映画として持ってきたような映画。個人的にはこの手の映画は「じゃあ舞台で観ればいいじゃない」と思ってしまうのですが、それでも面白かったです。どこが映画版として面白かったって、まず見事なキャストの演技ですね。仕事第一で他人の家でも無遠慮にビジネストークを始めるいけ好かないインテリにクリストフ・ヴァルツ、普段は体裁を整えているものの本心はその旦那に非常に腹を立てている妻にケイト・ウィンスレット、人格者を気取ってはいるものの至る所にエゴイスティックなマッチョイズムを滲ませる保守的な男にジョン・C・ライリー、こちらも人格者を気取っているリベラルであるものの自己愛を拗らせている様にしか見えない妻にジョディ・フォスター。それぞれの役柄はある種われわれ観客の代弁者でもあるので、自分が似ていると思われるキャラクターがエゴをむき出しにしてけんかをするのですから、観ていて笑いながら怖い思いもできた映画でした。個人的には自分はジョディ・フォスターみたいだなぁと思ってしまったり。
あと、最初は夫婦vs夫婦で展開していたけんかが、段々と男vs女の構図になっていくのも大変面白いですね。旦那同士は早々にスコッチで打ち解けてしまう単純っぷり。嫁の方はいけ好かないと思いつつも旦那を糾弾するために仕方なく結託するという感じで、男と女でプロセスに違いがある点も面白い。
民朗さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-07-27 20:26:04)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 63件
作品の平均点 6.73点
作品の点数分布
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946.35%
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作品の標準偏差 1.27
このレビューの偏差値 51.66
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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