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危険なメソッド のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 危険なメソッド
製作国英,独,カナダ
上映時間99分
劇場公開日 2012-10-27
ジャンルドラマ,ラブストーリー,医学もの,歴史もの,実話もの
レビュー情報
《ネタバレ》 三角関係が面白い。しかも三角関係が心理医療の医師と患者の関係を基にして進んでいくのが面白かったです。父親に打たれた記憶に興奮するザビーナに、ユングが既に妻がいる身なのにズブズブと溺れていく展開には「わー、やっちゃった!」って昼ドラの濡れ場見ている感じで笑っちゃいました、内容はものすごいお堅い心理学の権威2人の話なのにね。「どんなに偉い学者さんでも上っ面剥がせばこんなもんだよ」とクローネンバーグがほくそ笑んでいるのが目に浮かびます。そういう意味では劇中でユングを誘惑していくオットー・グロスは所謂単なるメフィストフェレスでありながら、徹底的にユングを客観視するクローネンバーグ自身ではないかとも思いました。
ただクローネンバーグは今までの映画ですとエログロを丹念に描いていたのに、今回の描写はやけにあっさりしていて少し物足りなかったです。患者に激しく打ってとせがまれていく医者なんて変態的な話はクローネンバーグにピッタリ(?)の筈なのに、ちょっとお尻をペチペチとスパンキングするだけってどーなのよ?もっと扇情的で変態的な映画が観たかったなあ、俺だけか。
役者の演技はヴィゴ・モーテンセンとキーラ・ナイトレイの二人が頭一つ抜けている感じ。特にキーラ・ナイトレイの序盤の馬面演技には笑っちゃいけないのですけど、これ笑いますよ!それから痙攣の仕草は物凄くリアルで、痙攣演技でこれだけ驚いたのは「レナードの朝」のロバート・デ・ニーロ以来です。今後の女優人生のステップとなるのか落とし穴になるのかは分かりませんがとにかく凄かった。
民朗さん [映画館(字幕)] 7点(2012-11-11 22:47:22)
その他情報
作品のレビュー数 14件
作品の平均点 5.86点
作品の点数分布
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217.14%
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6321.43%
7321.43%
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9214.29%
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作品の標準偏差 1.88
このレビューの偏差値 53.22
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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