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《ネタバレ》 な……、なんだこの映画は……。スゴ過ぎる。今まで食わず嫌いしていた自分を叱りたい。
デフォルメされた一見"適当"とも思える絵柄。しかしアニメーションとは大人数で作り上げるものです。この絵柄をアニメとして生きているように動かすことがどれだけ無理難題であったのか、素人から観ても思わずには居られません。ほのぼのした画からアニメーターの雄々しい執念をビシビシと感じました。 ストーリーも"特に何もない"ということが物語として成立している。ほぼ同じ家族構成で育ったこともあり数々の家族あるあるに大いに笑わせて貰いました。最後に先生が書く「適当」の二文字。なんと素晴らしい言葉だろう。「適当」という言葉にはご存知の通り二つの意味がある。「いいかげん」という意味と、「ある事柄に相応しく、ピッタリ合っている」という意味です。「人生なんてそこそこ適当でオッケーよ!」という正にこの映画にふさわしい言葉だと思います。これ作ってるアニメーターに掛かった負担は全然適当じゃないと思いますが! 人生の悲哀と優しさに満ちた傑作だと思います。 【民朗】さん [DVD(邦画)] 8点(2014-01-13 12:40:06)
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