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グロリア(1980) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 グロリア(1980)
製作国
上映時間123分
劇場公開日 1981-02-14
ジャンルアクション,ドラマ,サスペンス,犯罪もの,ハードボイルド
レビュー情報
《ネタバレ》 『レオン』のキャッチコピーが“凶暴な純愛”ならば、元ネタ的なこっちは“凶暴な母性愛”というコピーをつけるに相応しいジーナ・ローランズ姐御の暴れっぷりです。ウンガロのスーツをバシッと着こなしハイヒールを履きながらも重いスーツケース引きずって駆け回り、そして容赦なく拳銃をぶっ放すこのおばさん、いったい何者なんだ?マフィアのチンピラたちと対決するときも銃で脅すだけじゃなく完全に挑発してますからねえ。ボスのところに乗り込んでも、ぜんぜんビビらずに「これで私は帰る、撃つんならどうぞお好きに」と堂々とした態度、もうその肝っ玉の太さには痺れてしまいます。演じるのが夫カサヴェテスとは名コンビのジーナ・ローランズですから、子供嫌いがだんだんと母性愛に目覚めてくる人物像には説得力があります。カサヴェテスの即興演出映画はどちらかというと苦手なんですけど、本作ではその臭みはあまり感じさせません。まあアクション映画では即興演出はちょっと無理すぎなんでしょうね。 ラストの墓地のシークエンス、グロリアは「ピッツバーグの駅で会おう」と少年に言っていたけど、なんで墓地にいることが判ったんでしょうかね?そしてマフィア相手にあんだけムチャしまくったんだから、手帳を渡したと言っても彼らが見逃してくれるとは到底思えません。そう思うと、あのラストは果たしてハッピーエンドだったのかと重い気持ちになります。
S&Sさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2022-06-09 22:11:19)
その他情報
作品のレビュー数 100件
作品の平均点 6.80点
作品の点数分布
000.00%
111.00%
233.00%
366.00%
477.00%
566.00%
61515.00%
71919.00%
82121.00%
91414.00%
1088.00%
作品の標準偏差 2.13
このレビューの偏差値 52.64
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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