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バルカン超特急(1938) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 バルカン超特急(1938)
製作国
上映時間98分
劇場公開日 1976-11-13
ジャンルドラマ,サスペンス,モノクロ映画,ミステリー,小説の映画化,スパイもの
レビュー情報
《ネタバレ》 足止めを喰らって旅館で過ごす一夜のシークエンスがどうもモタモタし過ぎている感じがします。この作品は登場人物が多いのですが、どうもそれぞれのキャラが有機的にストーリーに活かされていないところが難点です。どうもヒッチコックは群像劇のようなタイプの映画を演出するのはあまり得手ではなかったみたいですね。列車を舞台にしているところなんかはアガサ・クリスティーの『オリエント急行の殺人』に便乗した感じが強いけど、この映画の脚本は本格ミステリーに良くある「まずトリックありき」という不自然さが目立ち過ぎています。あんな老婦人一人を始末するのにあそこまで手の込んだ仕掛けが必要なのかが意味不明。ハラハラドキドキ感は薄いし、種明かししてからの展開もちょっと強引過ぎる気がします。まあ“消えた乗客”というプロット自体は偉大なオリジナルで、この後色んな映画で模倣されてるくらいだから評価すべきところでしょう。 そう言えばヒッチコック先生はどのシーンでカメオ出演してたんでしょうか、全然判りませんでした。
S&Sさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2014-03-27 23:37:26)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 71件
作品の平均点 7.08点
作品の点数分布
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61318.31%
71926.76%
82028.17%
957.04%
1045.63%
作品の標準偏差 1.42
このレビューの偏差値 39.69
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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