Menu
 > 作品
 > メ行
 > 明治天皇と日露大戦争
 > S&Sさんのレビュー
明治天皇と日露大戦争 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 明治天皇と日露大戦争
製作国
上映時間114分
劇場公開日 1957-04-29
ジャンルアクション,ドラマ,戦争もの,シリーズもの,歴史もの
レビュー情報
《ネタバレ》 左翼全盛の50年代に、こんな映画が観客動員記録を塗り替える大ヒットしたというのが面白い。インテリは決して観に来ないだろけど庶民には受けるだろうと見抜いて、新東宝始まって以来の製作費を投入した大蔵貢の炯眼は大したものです。さすが活動弁士から成り上がってきただけのことはある。アラカンの明治天皇は、きっと実物もこうだったろうなという説得力が抜群です。場面ごとに挿入される明治天皇御製もなかなか効果的でした。まあ映画自体は相変わらず新東宝テイストの紙芝居調で、史実もかなり脚色された部分が目立ちます。乃木将軍の息子保典が白襷隊の一員として戦死するなんて、ちょっとやり過ぎの感があります。でもこの203高地攻防戦はけっこう力が入った撮り方をしていて、後年の『日本海大海戦』なんかよりよっぽど迫力があります。野砲を撃つと反動で砲が後退するのをちゃんと再現しているなんて、芸が細かい。 邦画では、戦争が絡む歴史ものだと末端の兵士や庶民の目線で描かれることが多いのですが、こういう“上から目線”で撮られた映画というのは、不思議と新鮮な感じがしました。
S&Sさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2013-01-09 01:12:51)
その他情報
作品のレビュー数 13件
作品の平均点 5.62点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
317.69%
4215.38%
5215.38%
6538.46%
7215.38%
817.69%
900.00%
1000.00%
作品の標準偏差 1.33
このレビューの偏差値 52.17
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
明治天皇と日露大戦争のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS