Menu
 > 作品
 > オ行
 > 男の顔は履歴書
 > S&Sさんのレビュー
男の顔は履歴書 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 男の顔は履歴書
製作国
上映時間89分
劇場公開日 1966-07-15
ジャンルアクション,ドラマ
レビュー情報
《ネタバレ》 もと本職の安藤昇がやくざ以外の役柄で出演している映画は初めて見るような気がします、もっとも医者役といっても安藤昇そのまんまんで実にどすの効いたお医者さんですけどね(笑)。いちおう松竹配給の映画だったみたいですけど、まるで東映の実録やくざ映画を先取りしたようなお話です。というか、特筆すべきなのは超豪華な出演陣で、アラカンや香山美子まで出てくるというきらびやかさ、香山は特別出演となっていますけどなんでこの映画に出る気になったのか不思議。これも監督である加藤泰の人徳だったんでしょうか。 ストーリーは安藤の体験をもとにしたような終戦直後の三国人と闇市マーケットの抗争なんですが、もうまるっきり任侠映画と思っていれば間違いなしです。でも脚本の切り口がなかなか鋭くて、時系列をシャッフルさせた語り口はその手の映画としてはかなり斬新だと思います。また脇を固めている助演陣がツボにはまっているのも嬉しいところです。朝鮮人チンピラの菅原文太がかなりの存在感があったし、なんといっても参ったのは三国人のボス役の内田良平で、あのなぜか眉毛がない顔はスッゲッー怖かったです。 ラストは瀕死の重傷を負った因縁の中谷一郎の命を助けるべく成功率の低い手術を始めるところで終わるんですが、このストップモーションがかっこいいんです。これはなかなかの掘り出し物だったと思います。
S&Sさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2016-09-27 23:30:04)
その他情報
作品のレビュー数 6件
作品の平均点 7.50点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
6116.67%
7233.33%
8233.33%
9116.67%
1000.00%
作品の標準偏差 0.96
このレビューの偏差値 55.45
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
男の顔は履歴書のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS