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バトル・ロワイアル のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 バトル・ロワイアル
製作国
上映時間113分
劇場公開日 2000-12-16
ジャンルアクション,サスペンス,シリーズもの,犯罪もの,政治もの,青春もの,学園もの,小説の映画化,バイオレンス
レビュー情報
《ネタバレ》 あの分厚い原作は出版当時にちょこっと立ち読みしただけなのであまり偉そうなことは書けないが、設定やストーリーテリングのニュアンスがけっこう変わっていることは確かみたいです。原作では架空の全体主義国家のお話しだったところを、ほぼリアルタイムの日本が舞台としているところが大きな相違。でもその世界では日本は壊れてしまっていてBR法という理解不能な法律が施行されているわけです。こういうSF的な設定なら徹底的に不条理劇として撮るのが正解だと思いますが、いつもの流儀で泥臭く映像化してしまってるところが深作欣二の限界というかセンスのなさなんでしょうね。でもその脚本を書いたのは当時20代だった息子の健太だというのが、ちょっと不思議。彼は初めて劇映画の脚本を書いたわけで、きっと親父がかなり手を加えているんじゃないかと推測します。だって随所に団塊世代チックな臭みが見え隠れしてますもん。中でも塚本高史があの「腹腹時計」を書いた人物の甥という設定で、その叔父をヒーローの様に描いているのには呆れました。もちろんこれがフィクションの映画化だと承知してますが、現実世界で70年代企業爆破事件の指南書だった「腹腹時計」を持ち出してくるのはいわばルール違反です。三菱重工爆破事件で親戚が犠牲になった者としては、不愉快極まりなしでした。
S&Sさん [CS・衛星(邦画)] 4点(2018-10-28 22:17:26)
その他情報
作品のレビュー数 434件
作品の平均点 5.46点
作品の点数分布
0153.46%
1286.45%
2235.30%
3378.53%
44610.60%
54811.06%
66114.06%
77116.36%
86414.75%
9255.76%
10163.69%
作品の標準偏差 2.56
このレビューの偏差値 47.78
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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