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隠し砦の三悪人 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 隠し砦の三悪人
製作国
上映時間139分
劇場公開日 1958-12-28
ジャンルアクション,サスペンス,アドベンチャー,時代劇,モノクロ映画
レビュー情報
《ネタバレ》 本作は黒澤映画の中でも登場人物たちのキャラの切れ具合は随一、脚本執筆の語り継がれているエピソードも有名ですが、あえて注目したいのは黒澤初のシネスコ映画であることです。シネスコでスクリーンに映し出される情報量が増えましたが、それに対応した得意のパン・フォーカスが冴え渡ってダイナミックな映像を見せてくれます。観るたびに感嘆するのは真壁六郎太が登場するシーンで、太平と又七が河原で金を探している前景の遥か彼方の崖の隙間から三船敏郎が豆粒の如き小ささながらも鮮明に姿を現してくるのです。隠し砦がある山中の設定も、良くもこんなに石がごろごろしたロケ地を見つけてきたなと感心するぐらいの荒々しい風景で、そんな難所を登ったり降りたりさせられた千秋実と藤原釜足のご両名の苦労が偲ばれます。「裏切り御免!」の藤田進と上原美佐、演技力に難がある両名が劇中もっとも記憶に残ったというのも微笑ましいところです。
S&Sさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2010-11-15 23:46:50)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 127件
作品の平均点 7.46点
作品の点数分布
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321.57%
410.79%
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61310.24%
73628.35%
83628.35%
91612.60%
10129.45%
作品の標準偏差 1.48
このレビューの偏差値 52.47
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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