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戦争のはらわた のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 戦争のはらわた
製作国西独,英
上映時間132分
劇場公開日 1977-03-12
ジャンルアクション,ドラマ,戦争もの,小説の映画化,バイオレンス
レビュー情報
《ネタバレ》 脚本はあまり良い出来ではないのですが、さすがペキンパーで男の滅びの美学を独特のリアリズムで映像にたたきつけてくれました。リアルな戦闘シーンはCG全盛の現代でも色あせることはありません。この映画、確かにジェームズ・コバーンのカッコよさ(ドイツ人っぽくないのが難点ですが)は当然ですが、根っからの悪党貴族シュトランスキー大尉を名優マクシミリアン・シェルが演じたので本当に良い映画になったと思います。腹黒く非道極まりないキャラですが、この戦争で滅びてゆく貴族階級の哀しみが観る者に伝わってきて、シュタイナーと共にソ連兵の大軍に飛び込んでゆく姿は、まさに『ワイルド・バンチ』の再現です。大戦中の兵器類が多数残っていた旧ユーゴで撮影されただけあって、細かく描写される兵器操作には迫力があります。ただ細かいことですが、ソ連兵がみなイタリア軍のヘルメットをかぶっているのがご愛敬です。確かに両軍のヘルは形状が似てますけど。
S&Sさん [映画館(字幕)] 8点(2009-12-08 01:18:33)
その他情報
作品のレビュー数 87件
作品の平均点 7.75点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.72
このレビューの偏差値 50.85
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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