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《ネタバレ》 ジャック・バウアーvs鏡の悪魔!ええ、誰がなんと言おうとも私にゃ彼はジャック・バウアーにしか見えません! フレンチ・スラッシャーの鬼才アレクサンドル・アジャが韓流ホラーをリメイク、どおりでNYを舞台にしながらもフレンチ・ホラーみたいなおどろおどろしい雰囲気が感じられたわけです。ひとり鏡の悪霊に立ち向かうバウ…もといキーファー・サザーランドの痛々しいことといったら、もう完全にあっちの世界に行ってしまった人、その言動はキチ〇イにしか見えません。いきなり家中の鏡を集めて銃弾を撃ち込んだら、奥さん・子供もそりゃ引きますよ。ところがハリウッド映画らしく家族を守る展開にするために奥さんに超常現象を認識させちゃったから、後半はありふれたストーリーテリングになってしまったのは残念。それでもエイミー・スマートの殺され方は「さすが、アジャ」と唸らせる凄まじさ、というかあのシチュエーションならふつう溺死でしょう、これは完全に監督が趣味に走った感じです。ハッピーと思わせておいてのバッド・エンドも、捻りが効いていてよかったです。 謎のカット:ラスト近くに夜が明けてマンハッタンの遠景を映すカットがありますが、よく見ていただくとその遠景にツイン・タワーが確かに立っているんですよ。私はNYの地理には疎いんでその場所がかつてWTCの存在していた地点なのか判りませんが、マンハッタンには他にもツイン・タワーがあるんでしょうか?CGで書き加えたのかもしれませんが、もしそうだとしても監督の意図は何なんでしょう?ちなみにスピルバーグは『ミュンヘン』で、CGでWTCを加えたマンハッタンの風景をラスト・シーンに使っています。
【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2018-11-10 22:45:22)(良:1票)
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