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太陽を盗んだ男 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 太陽を盗んだ男
製作国
上映時間147分
ジャンルアクション,サスペンス,犯罪もの
レビュー情報
《ネタバレ》 世評が高い本作ですが、自分にはどうも肌が合わない、どちらかというかトンデモ系に分類してしまいます。“反権力”はいいんですけど、この映画の様な表現は70年代でもさすがにセンスが悪いと言えるのでは。脚本自体が団塊世代的な感性に満ち満ちていて、いかにもゴールデン街の飲み屋あたりで語られそうな発想が頭でっかちです。池上季実子のラジオDJとプロデューサー風間杜夫のあのバカバカしく紋切り型のセリフと、“マスコミ=反権力”という幻想がこびりついた行動にはほんと辟易しました。素人の教師が原爆を自作しちゃうという素晴らしいプロットなのに、この監督にはユーモアとかギャグを理解していないインテリ特有の欠点があって、せっかく沢田研二がそれまでの邦画にはないユニークなキャラを創造しているのに生かし切れていない。菅原文太の不死身ぶり(とは言え最後には死んじゃいますけど)はもうコメディの域に達しているのですが、なんでこれをギャグとして撮らないのか、その監督のセンスの悪さにはつきあいきれませんでした。良かったとしみじみ思ったのは、我が青春時代の新宿や渋谷の街がフィルムに残されていることです。
S&Sさん [DVD(邦画)] 3点(2011-07-05 22:35:55)
その他情報
作品のレビュー数 145件
作品の平均点 7.51点
作品の点数分布
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210.69%
364.14%
474.83%
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61510.34%
72920.00%
83222.07%
92819.31%
102114.48%
作品の標準偏差 1.89
このレビューの偏差値 37.38
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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