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愛欲の十字路 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 愛欲の十字路
製作国
上映時間116分
ジャンルドラマ,歴史もの
レビュー情報
《ネタバレ》 なんともすさまじい邦題ですが、実は旧約聖書のダビデとバテシバの物語をモチーフにした作品です。イスラエル王ダビデは部下のウリヤの妻バテシバを見染めて不倫の恋に落ちます。王は妻を何人も持てますが、人妻とはさすがに結婚できません。バテシバが身ごもったことを知ったダビデはウリヤを戦場で死地に赴くように命令し、ウリヤは戦死してしまいます。未亡人となったバテシバを晴れて妻の一人に迎えたダビデでしたが、神の怒りがイスラエルに降りかかり旱魃に凶作、そしてバテシバが生んだ王子までもが病死してしまいます。西欧人にはポピュラーな旧約聖書の物語を、メロドラマチックにグレゴリー・ペックとスーザン・ヘイワードが演じています。旧約聖書の記述には忠実なのでしょうが、不倫劇がメインなのでスペクタル的見せ場はありません。回想場面で有名なダビデとゴリアテの対決場面はありますが、手抜きもいいとこでまるでモンティ・パイソンのコメディみたいでした。そもそもグレゴリー・ペックがダビデを演じることに無理があり、ただの真面目なおじさんという感じでちっとも英雄っぽくないのです。劇中、後年インディ・ジョーンズ教授が追い求めるアーク(約櫃という字幕でした)が登場し、最後に神の許しをダビデに与えてくれます。
S&Sさん [ビデオ(字幕)] 5点(2009-05-20 23:57:07)
その他情報
作品のレビュー数 2件
作品の平均点 4.00点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.00
このレビューの偏差値 60.00
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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