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最前線 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 最前線
製作国
上映時間102分
ジャンルドラマ,戦争もの,モノクロ映画
レビュー情報
《ネタバレ》 ちょっと異色の戦争映画です。舞台は朝鮮戦争で、山中に取り残されたベンソン中尉の米軍小隊は10キロ先にある高地に撤退する命令を受けます。途中でモンタナ軍曹と負傷した大佐が乗ったジープに出会い、無理やりジープを徴発し軍曹にも部隊に編入して戦うことを強制します。この軍曹と中尉はそりが合いませんが、小隊は有能な軍曹の活躍で狙撃兵や地雷原といった危機を乗り切り目的地に到着しますが、そこは敵にすでに占領されていました。この映画、おそらくかなり低予算で製作されたと思います。ほとんど全編山中でのロケ撮影で、画面には建物一軒すら映らないのです。登場人物も小隊の兵士17名と軍曹と大佐、後は北朝鮮軍の兵士4・5名だけです。と書くといかにもZ級映画みたいですが、低予算を逆手にとって緊迫した演出で結構はらはらどきどきさせられます。またこの作品は音響効果に凝っていて、兵器を操作する音や銃声などの金属音がとても効果的に使われています。カネがかけられないので派手なアクションシーンが撮れないが音響演出で緊迫感を出そうじゃないか、という製作スタッフの発想なのです。ベンソン中尉はロバート・ライアンが演じていますが、この中尉が途中から迷走しだして最後の攻撃前には「俺には指揮出来ない」などと部下に言いだしたりしてちょっと脚本のキャラ設定に疑問を持ってしまいました。若きヴィック・モローが繊細で神経質な兵士を好演しています。
S&Sさん [ビデオ(字幕)] 6点(2009-09-15 00:38:29)
その他情報
作品のレビュー数 2件
作品の平均点 7.50点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.50
このレビューの偏差値 43.33
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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