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ウホッホ探険隊 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ウホッホ探険隊
製作国
上映時間105分
劇場公開日 1986-10-18
ジャンルドラマ,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 原作通りなのか森田芳光の色の濃いシナリオなのかはよく判りませんが、登場人物の造形がいかにも80年代の世相を反映したように薄っぺらいのが致命的。柴田恭平や陣内孝則の役柄はこのストーリーになんの意味があったのでしょうか。まして時任三郎のカメラマンにいたっては、こういうキャラを登場させる意味がない。そして田中邦衛が十朱幸代を妻としながら藤真利子を愛人にするような仕事の出来る男に見えますかね? だいいちこの男は何を考えているのか、さっぱり理解できない。妻に自分から愛人がいると告白するにいたる心情が不明だし、藤真利子にしたって十朱幸代に写真まで送って嫌がらせしてるくせにいざ離婚したとなると逃げてしまうなんて、現実にはよくある話かもしれないけどあまりに類型的すぎて鼻白んでしまいます。同じ離婚をテーマとしても、相米慎二の傑作『お引越し』とは雲泥の差があります。 まあ森田芳光の脚本は、彼独特の巧妙な「間」を表現できる演出じゃないと粗ばかり目立っちゃうので、根岸吉太郎が監督では無理だったかもしれません。
S&Sさん [CS・衛星(邦画)] 4点(2012-08-03 21:47:41)
その他情報
作品のレビュー数 13件
作品の平均点 6.08点
作品の点数分布
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200.00%
300.00%
4215.38%
517.69%
6538.46%
7430.77%
817.69%
900.00%
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作品の標準偏差 1.14
このレビューの偏差値 34.05
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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