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《ネタバレ》 脚本およびプロットはB級以下なのですが、ルトガー・ハウアーを起用したのでとてつもなく狂ったカルトになってしまったというところでしょうか。よく『激突!』との類似が指摘されますが、私はどちらかと言えば『ブレード・ランナー』のロイ・バディへのオマージュの方が強く感じられます(C・トーマス・ハウエルと対決するドライブインも『ロイの店』という店名でしたね)。このジョン・ライダーは超自然的な存在の様に見えながらも自殺願望が強い人間的な側面もあり、これは単純に脚本でキャラ設定が練り込まれていなかったかもしれませんが、かえってそこが本作の不思議な味わいに繋がっていると思います。個人的にはライダーは成仏できない幽霊の様な存在で、C・トーマス・ハウエルに再度殺してもらってやすらぎを得ようとしていたのではと感じています。C・トーマス・ハウエルがシャワー浴びてる間に、J・ジェイソン・リーのベッドにライダーが突然出現するシーンは、本作でいちばん怖かったところでした。 怖いと言えばなぜかハウエルを犯人と決めつけて追いかけまわす警察で、いったいあれで何人死人が出たことやら…
【S&S】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2011-06-09 21:39:26)(良:2票)
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