Menu
 > 作品
 > ラ行
 > ラスト・タイクーン
 > S&Sさんのレビュー
ラスト・タイクーン のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ラスト・タイクーン
製作国
上映時間112分
ジャンルドラマ,ロマンス,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 S・フィッツジェラルドの未完の遺作にして最高傑作が、名匠E・カザンのこれまた遺作として映画化されたと言うのは何かの因縁でしょうか。でも残念ながらまとまりのない冗長な作品なのは確かです。脚色はH・ピンターですが上手い脚本とはとても言えない代物で、ラストなんかはピンターお得意の不条理劇風に持ってゆきたかったのは判りますが、上手くいかなかったみたいですね。D・プレザンスがシナリオ書きに行き詰ってクビになる英国人作家で登場しますが、これはまるでピンターのセルフ・パロディみたいです。 むかしからこの映画を一度は観たかったのは、デ・ニーロとJ・ニコルソンの唯一の共演作だったからです。実際ニコルソンが登場するのは後半で20分ぐらいですけど、同じフレームにデ・ニーロとニコルソンが収まって演技しているところが観られたと言うのは感無量です。そのほかにもこの映画は無駄に豪華と言ってよいほど俳優陣です(A・ヒューストンなんてびっくりするほどのチョイ役でした)。これもハリウッド俳優たちのカザンへのリスペクトの顕れだったかもしれません。
S&Sさん [DVD(字幕)] 4点(2012-12-14 19:48:04)
その他情報
作品のレビュー数 5件
作品の平均点 4.40点
作品の点数分布
0120.00%
100.00%
200.00%
3120.00%
4120.00%
500.00%
600.00%
7120.00%
8120.00%
900.00%
1000.00%
作品の標準偏差 2.87
このレビューの偏差値 49.51
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
ラスト・タイクーンのレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS