タイトル名	アメリカン・ハッスル
製作国	米
上映時間	138分
劇場公開日	2014-01-31
ジャンル	ドラマ,サスペンス,犯罪もの,政治もの,実話もの

《ネタバレ》　この映画を観た人は誰しもが納得するところだと思いますが、ワン・シーンだけなんですがデ・ニーロが登場してから緊張感が高まりテンポがすごく良くなるんです。そこまではどちらかと言うとモタモタした展開だっただけに、これは監督が狙ったのか映画の神に愛されているデ・ニーロだからこそ成し得る御業なのか、面白いところです。そしてクリスチャン・ベイル、あそこまで醜く肉体破壊してまで役作りに励む役者魂は、彼こそデ・ニーロの後継者たり得る人物なのかもしれません。良く観察してみると、この映画での彼の演技はなんか若いころのデ・ニーロを彷彿させるものがありました。　終わってみれば主要キャラはみなルーザー（負け）でカタルシスのかけらもないし、映画の登場人物に感情移入出来ることを求める人には耐えられないお話しでしょうね。でも俳優の演技を愉しむという観点からは、主要キャラ四人が全員オスカー・ノミネートというのも納得の逸品だと思います。

作品のレビュー数	40件
作品の平均点	6.35点
作品の点数分布	0 0 0.00％ 1 0 0.00％ 2 0 0.00％ 3 2 5.00％ 4 2 5.00％ 5 7 17.50％ 6 9 22.50％ 7 12 30.00％ 8 6 15.00％ 9 1 2.50％ 10 1 2.50％
作品の標準偏差	1.49
このレビューの偏差値	61.90 ※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値