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黄金の眼 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 黄金の眼
製作国伊,仏
上映時間105分
劇場公開日 1968-10-15
ジャンルアクション,コメディ,犯罪もの,漫画の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 イタリアの人気コミックの実写化らしいんですけど、それをイタリアン・ジャーロの巨匠マリオ・バーヴァに撮らせるところが渋いです。それにしてもこの人、頼まれればなんでも監督しちゃうんですね、さすが職人です。 怪盗ディアボリックの盗みとそれを捜査するジンコ警部との追っかけっこというプロットは『ルパン三世』を彷彿されますが、どちらかというとフランスの『ファントマ』シリーズに近いテイストです。もっともこの怪盗は、仕事のときには眼の周りだけあいたウエットスーツになるだけで別に変装が見せ場というわけではないんです。コメディタッチとは言うものの警察の小者なんかはバッタバッタと殺しちゃうし、けっこう無情な奴です。でもコンビを組んでる金髪美人にはもうメロメロで、彼女が敵ボスに捕まっちゃうと命がけで救出に赴くというなんか純情な面も有ります。 バーヴァにしては予算が多かったみたいで、ディアボリックの秘密基地やガジェットなんかけっこう造りこまれています。また随所にバーヴァらしいキッチュな映像も散りばめられており、笑えます。エンニモ・モリコーネの音楽がこれまた絶妙で、テーマ音楽が妙に印象深く頭から消えなくなって困ってます(笑) まあ『黄金の七人』の洒落っ気には及びませんけど、それなりに頑張ってると思いますよ。
S&Sさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2015-10-13 20:43:52)
その他情報
作品のレビュー数 4件
作品の平均点 5.50点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 0.50
このレビューの偏差値 70.00
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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