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ジェイソン・ボーン のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ジェイソン・ボーン
製作国米,中,スペイン,日,独
上映時間123分
劇場公開日 2016-10-07
ジャンルアクション,サスペンス,シリーズもの,ハードボイルド,小説の映画化,スパイもの
レビュー情報
《ネタバレ》 このシリーズが好きな自分としましては、この続編製作じたいはアリだったと思います。考えてみれば前三作は一本の映画を三分割したようなものだし、『アルティメイタム』の閉め方からして、最低でもあと一本は撮ってそのストーリーではジュリア・スタイルズをかなり前面に押し出してくるだろうと予測はつきました。 お約束の冒頭30分の手ぶれ映像によるサスペンス・シークエンスはシリーズ最大規模、実際のギリシャ危機のゴタゴタを巧妙に取り込んでいて、この脚本のセンスには毎回感心させられます。でもまさかここでジュリア・スタイルズが退場するとは予想外でした。けっきょく明かされたジェイソン・ボーン=デヴィッド・ウエッブの秘密も、サプライズを呼ぶほどのことはありません。悪役CIAはトミー・リー・ジョーンズ、殺し屋はヴァンサン・カッセルと両者ともシリーズ中最凶でかつ大物俳優を連れてきました。ボーンはついにCIAのトップと直接対決となったわけですが、仕留めたのかというとそれは微妙な感じです。しかし最高責任者の長官が二代続いてこんな不祥事しでかしたら、いよいよCIAは組織解体そして大統領は辞任ものですよ。 さてシリーズ四作を観て私がいちばん気になっているのは、劇中のCIAの情報収集力の驚異的な高さです。現実にはエシュロンとかいう盗聴システムみたいなものを米国は運用しているそうですが、映画の中にそのテクノロジーがどれだけ反映されているのか気になるところです。また世界中に支部があって実力行使部隊を、たとえそれが英国であろうとも、その国の主権をガン無視してやりたい放題するのは実に恐ろしいことです。誇張はあるにしても、何らかのCIAの現実の活動を脚本におとしこんでいる気がしてなりません。
S&Sさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-12-04 22:19:27)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 51件
作品の平均点 6.08点
作品の点数分布
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100.00%
211.96%
300.00%
423.92%
51223.53%
61835.29%
71325.49%
847.84%
911.96%
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作品の標準偏差 1.20
このレビューの偏差値 56.38
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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