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突撃(1957) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 突撃(1957)
製作国
上映時間88分
劇場公開日 1958-02-19
ジャンルドラマ,戦争もの,モノクロ映画,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 初期(雇われ監督時代)キューブリックの最高作です。塹壕の中をカメラが主観視点で進むシーンは、その後作られた第一次世界大戦を扱った映画で良く模倣されています。あの長回しで撮られた悪夢のような突撃シーンでは、カーク・ダグラスが前進するのと共にカメラも彼の姿を追って移動するのですが、ピントがあった映像(パン・フォーカス?)で映し出された周囲の惨状が余りにすごくて、非現実的な感覚すら陥ってしまいます。処刑シーンではキューブリックらしいシメントリーな画面構成が観られますが、その中でも意識不明の兵士を担架に縛り付けてまでして立たせるシーンなどは、軍隊組織の官僚性と非人間性に驚かされますが、かえって滑稽に見える感じもします。ラストの場面で歌うドイツ娘役はこの作品完成後にキューブリックと結婚するスザンヌ・クリスチャンですが、さすがのキューブリックも彼女の撮り方には愛情が感じられます。
S&Sさん [CS・衛星(字幕)] 9点(2009-07-11 21:08:49)
その他情報
作品のレビュー数 53件
作品の平均点 7.28点
作品の点数分布
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547.55%
61324.53%
71324.53%
81120.75%
91120.75%
1011.89%
作品の標準偏差 1.29
このレビューの偏差値 60.25
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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