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《ネタバレ》 スラッシャー・スプラッター描写が行き着くところまで来ている現在の眼から観ると、エポック・メイキングとなったこの映画は控えめな描写で驚くほどシンプルな構成です。ブギー・マンだって異常ではあるがジェイソンやフレディとは違って生身の人間(いちおうラストまでは)なんですよね。でもそこは逆手にとって、「ナマの人間がいちばん怖い」とマイケル・マイヤーズの見せ方に拘りまくっているところがカーペンターの非凡なところです。男にウブなジェイミー・リー・カーティスの潜在意識が呼び込んだ究極の恋人がマイヤーズだったと言うわけでした。たった一作でひとつのジャンルを確立しちゃったんですから、カーペンターは大したものです。
【S&S】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2011-11-23 22:20:25)
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