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セーラー服と機関銃 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 セーラー服と機関銃
製作国
上映時間112分
劇場公開日 1981-12-19
ジャンルアクション,ドラマ,シリーズもの,青春もの,学園もの,ヤクザ・マフィア,アイドルもの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 およそアイドル映画とは思えない撮り方の映画、まさに相米慎二らしいと言えるでしょう。薬師丸ひろ子の登場シーンではブリッジしているうえにセーラー服のリボンがかかって顔が見えないし、やたらに望遠レンズや魚眼レンズまで使って薬師丸の顔が小さくしか見えない、アイドル的な女優が主演していてこれほどアップが少ない映画ってのも珍しいんじゃないでしょうか。それまでの角川映画の配給先だった東宝と揉めて東映に変えたという事情もあって、角川春樹がほとんど口を出さなかったというのも大きかったのかも。ストーリー自体はかなり荒唐無稽なんだけど、思った以上にヤクザ映画的なシリアスな撮り方だったと思います。やはり当時を知るものとして思い出に残るのは、この映画が公開された時の薬師丸ひろ子フィーバーの凄さで、まさに社会現象でしたね。そして彼女が歌った主題歌の大ヒット、作者来生たかおのデモテープを聴いた角川春樹は「こんな曲はクソだ!」と言ったそうで、ほんとこの人はセンスがない(笑)。いまやアイドルソングとして80年代を代表する名曲と評価が定まっているのにねえ。有名な「カ・イ・カ・ン」のシーンも、改めて観ると官能的ですらあります。薬師丸ひろ子は御存じのように今や大女優ですが、私の中では青春真っ只中の彼女が映像に焼き付いている本作が一番です。
S&Sさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2024-01-28 23:26:21)
その他情報
作品のレビュー数 92件
作品の平均点 5.25点
作品の点数分布
011.09%
100.00%
266.52%
388.70%
41213.04%
52527.17%
61920.65%
71213.04%
866.52%
922.17%
1011.09%
作品の標準偏差 1.79
このレビューの偏差値 55.45
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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