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地球最後の日 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 地球最後の日
製作国
上映時間81分
劇場公開日 1952-04-10
ジャンルドラマ,サスペンス,SF,アドベンチャー,ファンタジー,パニックもの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 今回再見して強く感じたのは、恐ろしく宗教色が強いなあ、ということ。良く見ると、製作総指揮がセシル・B・デミルじゃありませんか、そりゃ聖書じみたお話しになるのは当然ですね。地球から運び出す文献をマイクロフィルムに写すのはいいんだけど、まず新約聖書から始めると言うのは笑ってしまいました。誰が観たって“ノアの箱舟”をSFに仕立てただけとしか言いようがなく、肝心の地球崩壊のスペクタクルよりも脱出ロケットに誰を乗せるかを“選ぶ”ことの方がメインになってしまうのはちょっとねえ… だいたい、あんなでかいロケットに40人しか人間が乗れないなんておかしいじゃないか、動物なんか積むんだったらその分人を乗せろよ。そして何よりこの映画の凄いところは、脱出プロジェクトには政府も国連も関わってなく、たった三人の大富豪が資金を出しているだけということ、つまり完全な民間プロジェクトなんですよ。そりゃ、誰を乗せるかなんて俺たちの自由だ、と言えるわけです。でもその40人が、若いのはしょうがないとしても、白人だけで有色人種はひとりもいないというのはあんまりです。 そう考えると、同じ滅亡ものでも『妖星ゴラス』の“地球の方を移動させて全人類を救う”という大乗的な思想は偉大だなと思います。
S&Sさん [CS・衛星(字幕)] 3点(2012-02-16 23:33:11)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 16件
作品の平均点 5.69点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.49
このレビューの偏差値 37.87
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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