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丑三つの村 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 丑三つの村
製作国
上映時間106分
劇場公開日 1983-01-15
ジャンルドラマ,サスペンス,犯罪もの,青春もの,実話もの,小説の映画化,エロティック,バイオレンス
レビュー情報
《ネタバレ》 ビデオリリースされた当初に観た記憶では、出てくる女優がみんな脱いでいた感じでしたが、観直してみると五月みどり・池波志乃・田中美佐子の三人だけだったんです。三人の中でボリュームが不足している田中がいちばん脱ぎっぷりがイイ、彼女わかい頃は頑張ってたんですね。でもヒロイン扱いの田中はもちろん惨劇の前に村から出て行った五月もけっきょく殺されず、ひとり池波だけが壮烈な殺され方をされ、これって女優としては悲惨な扱いなのか美味しい役どころだったのか微妙です。異端児プロデューサーとして名をはせる前の燻っていた時期だったので、古尾谷雅人のキャラには自分の心境が重ねられている、と奥山和由は語っています。その古尾谷が演じる継男には精一杯感情移入できるように撮ってはいますが、古尾谷の狂気をはらんだような演技はそれを許してくれません。劇中二か所の「皆さま方…」とカメラ目線で古尾谷が語り掛ける場面にはメタ構成の意図があったのかもしれませんけど、継男の狂気が最大限で伝わってきます。とくに最後の「皆さま方よ、サヨナラでございますよ」は、古尾谷雅人の悲しい最期を予言しているみたいでなんかゾッとします。彼の代表作は、やはり本作だったと言わざるを得ないでしょう。
S&Sさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2020-12-06 00:44:14)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 34件
作品の平均点 5.82点
作品の点数分布
012.94%
100.00%
200.00%
3411.76%
412.94%
5823.53%
6926.47%
7411.76%
8411.76%
925.88%
1012.94%
作品の標準偏差 2.01
このレビューの偏差値 50.44
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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