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魔界転生(1981) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 魔界転生(1981)
製作国
上映時間122分
ジャンルアクション,ホラー,ファンタジー,時代劇,小説の映画化,オカルト映画
レビュー情報
《ネタバレ》 この映画を製作後40年近く経っても人々の記憶に残っているのは、やはり千葉真一の柳生十兵衛と沢田研二の天草四郎の対決というインパクトがなせる業でしょう。千葉真一の十兵衛はこの映画で四度目のとなる彼の当たり役、でもこの一作しかないんですけど沢田研二の天草四郎も映画スター・ジュリーが演じたもっとも有名なキャラとして日本映画史に君臨しています。本作でのジュリーの存在感は半端なしで、真田広之とのキス・シーンまでありその妖艶な色気はクラクラさせられます。原作を大胆にアレンジしたストーリー(細川ガラシャまで登場させるところなぞ、原作者の山田風太郎は絶賛していたそうです)には、江戸時代初期の有名人や事件がてんこ盛り状態、佐倉惣五郎や刀匠村正まで登場し最後は明暦の大火で江戸城天守閣炎上ですからねえ。この炎上する江戸城内での十兵衛と但馬守の柳生親子対決の迫力といったら壮絶です。若山富三郎といえば殺陣の技は日本映画史上ナンバーワンとの呼び声ですから、千葉真一との対決はまさにドリームマッチです。このシーン、炎上する室内と役者の合成が偉く上手いなと感心してたら、なんとほんとにセットを燃やして撮ったそうで、もうクレイジーとしか言いようがないです。そんな危険な現場で無傷でチャンバラできるのは、そりゃ千葉真一と若山富三郎しかいませんよ、ジュリーに至っては軽く火傷したそうです。 この映画こそ、毀誉褒貶のある角川映画が残した最高傑作だと思います。
S&Sさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2019-03-23 23:32:51)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 95件
作品の平均点 7.47点
作品の点数分布
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322.11%
411.05%
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61010.53%
71920.00%
82930.53%
91515.79%
1099.47%
作品の標準偏差 1.59
このレビューの偏差値 52.09
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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