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空軍大戦略 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 空軍大戦略
製作国
上映時間133分
劇場公開日 1969-09-20
ジャンルアクション,ドラマ,戦争もの,歴史もの
レビュー情報
《ネタバレ》 間違いなく空中戦を描いた戦争映画の最高峰です。この映画の主役は、英国のスピットファイア・ハリケーン、ドイツのメッサーシュミット・ハインケル(エンジンだけはオリジナルでは無い戦後型ですが)4機種の航空機であると言っても過言ではないでしょう。それぞれの機体は塗装や機番などの考証も行き届いていて、この手のマニアからも高い評価を得ています。英独のパイロットが命をかけた死闘を再現しているのですが、空中戦シーンは壮絶さを通り越して、まるで華麗なバレエダンスを観ているような感覚になります。また英独のオールスター俳優陣がとっかえひっかえ登場してきますが、当時のアメリカ人ハリウッドスターを一人も使っていないところに、この映画の製作スタッフの意気込みを感じます。劇中ヒトラーとチャーチルがそれぞれ1シーンだけ登場しますが、ヒトラーは演説する後姿、チャーチルに至っては遠景でセリフもなしというところが面白いですね。歴史を作ったのは政治家ではなく、名もない飛行士や兵士だったのだということを訴えている気がします。「空軍大戦略」という邦題がこの映画の最大の欠点だと私は思っているのですが、これは今はなき水野晴郎氏がユナイト映画宣伝部時代に命名したそうです。
S&Sさん [映画館(字幕)] 9点(2009-06-11 23:45:06)
その他情報
作品のレビュー数 35件
作品の平均点 7.54点
作品の点数分布
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100.00%
212.86%
300.00%
438.57%
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625.71%
71131.43%
8411.43%
9617.14%
10720.00%
作品の標準偏差 1.99
このレビューの偏差値 53.68
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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